語学の面白さ

私は中学生くらいから、海外に興味を持つようになりました。

きっかけは、地元の姉妹校交流でカナダへの海外派遣に参加したことです。

私が世界史を面白いと思うようになったのも、ここからきているのかもしれません。

(実は、びっくりするくらい、日本史は苦手なんです…汗)

 

自分が住む世界とは異なる文化に触れること、

自分が住む世界との違いにふれること、

に、私はとにかくワクワクします。

 

海外への興味と同時に、外国語も好きになりました。

え、英語なんてペラペラかって?

全然しゃべれません(泣)

一人で旅行するくらいには話せますが、高度な会話は無理です…。

 

しかしながら、語学の勉強は好きです。

働き始めてからはなかなかできていないですが、

お金と時間があれば、英会話スクールとか通いたいですね。

 

私が語学に魅力を感じるのは、

言語を学ぶことで、その国の文化を知ることができるからなんです。

言語こそ、その国(地域)の文化なのだと私は考えています。

 

例えば…

ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが、

日本語の「もったいない」に感銘を受けた、という話は知っていますか?

英語をはじめとして、外国語には日本語の「もったいない」に該当する言葉がないのだそうです。

「もったいない」って日本人にしかない、独特の概念だったんですね。

だから彼女は、「MOTTAINAI」を世界共通語として広めていったんだそうです。

そういえば、江戸時代の日本なんかは、世界一エコでクリーンな国という認識が海外の人にはあったみたいですよ。

日本人が人の糞尿を畑の肥やしにしていた一方で、

ヨーロッパ人は窓から糞尿を捨てていたらしいですからね。

道が糞尿まみれだから、ドレスが汚れないようにハイヒールを履くようになったとかならないとか…。

「もったいない」という日本語一つにも、日本の文化を感じることができます。

 

他にも…

日本語で、「言葉が喉まで出かかっている」と言いたいとき、

英語では、"It's on the tip of my tongue."と言うそうです。

直訳すると、「それは舌の先にのっかっている」になります。

喉じゃなくて舌の先までは出てきているんですね(笑)

やっぱり、物事をはっきり言う欧米人のほうが言葉が出やすいのかな、とか思ってしまったりします。

 

あとは…

フランス語で自分の恋人を呼ぶ表現として、"mon lapin"というのがあるそうです。

直訳すると、「私のうさぎ」ですね。

「ぼくのかわいいうさぎちゃん♡」くらいの意味なんでしょうか(笑)?

なんか、ロマンチックなフランス人っぽくていいですよね。

ちなみに、私がパリのカジュアルなレストランに行ったとき、

私が"Merci(ありがとう)"と言ったら、イケメンのウェイターさんが"Je vous en prie(どういたしまして)"といいながらウィンクしてくれました!

日本で同じようにウィンクされたらちょっと引いてしまいそうなものですが、

さらっとかっこよくできてしまうのがフランス人!

だから、「ぼくのかわいいうさぎちゃん」も全然許せますよね(笑)

 

というように、挙げればきりがないのですが、

「言語は文化」

そんな視点で語学をやってみれば、勉強がより面白くなるかもしれません。

話せなくてもいいんです!(いや、話せたほうがいいに決まっているんですが…。)

語学を通して、異文化を学んでみましょう!

私もこの産休期間を利用して、語学の勉強を再開したいと思います。